ＮＰＰ（NorsonProjectProgram)

インターンシップ

NPP（農業インターンシップ）

NPP（農業インターンシップ）は、大学生向けインターンシッププログラムです。
６年目を迎える２０１５年度は、兵庫県の「甲南大学・マネジメント創造学部」の学生１０名と、「兵庫県立大学経済学部」の学生１０名の合計２０名で実施します。
このプログラムは４月から10月にかけて、週末を利用した２泊３日（一部３泊４日）で実施しています。
本年度は２泊３日が１１回、３泊４日が１回、毎回１０名の学生と共に取り組みます。
のべ宿泊人数は250となる中期プログラムです。

目的

新年度に合わせて大学生がチームを組んで米作りを中心とした農作業をおこないます。
このプロジェクトは、
1.食の大切さを学んで貰う事
2.耕作断念地の復活や維持
3.チームワークの醸成
4.自然体験
5..六次産業化についての提案と実践　
自炊生活の中でチームワークを学びながら、作る作物の販売計画までをおこないます。販売計画の作成は毎回深夜にまで及び、真剣に作り上げます。
体験的な農業では無く、米の生産過程を全て実践したうえで販売計画を立案し実際に販売に繋げます。

全体の流れ

このように全行程を行い、夜間は販売計画を作り上げていき、収穫後は計画の実践を行います。

なぜコメ作りなのか

米は主食と言うだけでは無く、日本の文化そのものであると同時に、生態系にも大きな影響を与えています。しかし、近年のコメ離れは、単に「米を食べない」という行動そのもの以上に、我々日本人にとって多くのものを忘れさせてしまいます。
農村は過疎高齢化し休耕田が増え続け、歯止めがかからないのが現状です。
このプロジェクトはその２点の問題に真摯に取り組みたいという地域の声から生まれました。
半年以上にわたって自然を体感し、育てる喜びを知る。そこから見える日本の現状を考える。若いうちだからこそ、五感を働かせ感性を磨いてほしい。これが我々の願いです。

活動の報告はＦＢページでご覧下さい。こちら←

２０１４年度参加学生さんの感想です。

本日、無事11日から販売していたタンブラー飯の最終日を迎える事ができました。初日はどうなる事かと思いましたが、最終日には無事完売し、3日間とても大変でしたが楽しむ事が出来ました。
と、同時に4月から始まった農業インターンシップを無事終えました。
(まだレポートは残っていますが···)
このインターンシップを通して本当にたくさんの事を学びました。その中でも実感したのは、人との繋がりの大切さ。
お世話になった三重県大台町の方々は、本当に優しい方たちばかりで田植えや稲刈りなどしんどい作業も皆さんのいつも笑顔で明るい支えがあったからこそ終える事が出来たのだと思います。
また、販売期間の3日間、タンブラー飯を毎日楽しみにしてくれた友人たち。美味しかったよ！の一言を直接伝えに来てくれたり、lineでわざわざメッセージを送ってきてくれたり。CUBEの友人たちの温かさを改めて感じることができました。
農業インターンシップのメンバーと一緒に過ごした時間は本当にあっという間でしたが、みんなとのご縁に感謝の気持ちでいっぱいです。最初は女子だけのメンバーで不安もありましたが、回数を重ねるごとにそんな不安も消え去り(笑)このメンバーで過ごした時間は宝物です。みんなありがとう。
そして、最後に倉本先生と岡本さん。倉本先生の趣向の凝らしたお手製のスイーツは本当に楽しませて頂きましたし、作業の疲れを吹っ飛ばしてくれました。岡本さんの話にはたくさん名言がありすぎて、ここには書ききれません(笑)
ですが、死ぬ最後の1秒まであきらめない事が大事。何気なく仰っていたこの一言がすごく印象に残っています。
長文になってしまいましたが、このインターンシップに関わった全ての皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

２０１３年度はエコ度をアップしました！

２０１３年度において使用する軽油は、ＢＤＦ（バイオディーゼル燃料）を使用しています。これは家庭や食堂などで使用された「廃油」を再処理し、ディーゼルエンジンで使用できるようにしたものです。
従来であれば棄てられていた、廃油を燃料として使います。
農作業において使用するトラクター、コンバイン、バインダーなどはディーゼルエンジンで動いています。
このＢＤＦは松阪市の株式会社アンジェロ様より、ご厚意によって譲っていただいたものです。
詳しくはアンジェロ・ＷＥＢサイトまで